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手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

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新年のご挨拶がてらですが

皆さま 新年を迎えて徐々に日常をお過ごしのことと存じます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

AIの進歩はものすごい勢いですね!!!
中でも、生成Iでの画像技術たるや、静止画像のみならず動画ももはや「誰でも映画監督!」的なパーソナルツールとなってきました。

仕事上でも、「手描きでラフに描いた間取りがAIで建築図面化できる!」とか、「デザインイメージのキーワード入力で様々な3D画像を出してくれる」などなど、既にモノ作り作業のだいたいがAIに変わろうとしてきています。

「考える事やクリエイティブな事はAIにはできない」と言っていた時代は、もはや前時代的となってしまっているようです。

需要者が「こんなものが欲しい」とAIに相談すれば、「こんなのはいかがでしょうか?」と画像やら動画やら3Dモデルやらで提案してくれ、それも1案2案ではなく少なくとも数案は軽く短時間で出してくれる、、、。
いや、まいったまいった汗汗

一方で、”AIとの共存”を謳いながら新たな世の中を模索している段階(?)なのかな、とも思ってはおりますが。

ある意味、混沌としていて、何かの過渡期とも感じられる今、「技術の進歩と使用する人間側の意識(モラル?道徳?)の進歩」の課題は避けては通れないですね。

人間が”火(自然)”を道具として使用するようになってから、文明の発展と文化の進化が人間の意識を支配するようになり、いつしか自然は「共存する生命体」から「支配し利用するモノ」へと変貌してしまいました。
否、人間側の都合の良い概念で勝手に自然観を作ってきた、という事でしょう。

道具はあくまでも道具であり、何の目的で必要なのか?それは我々人間側も含めた生命体にとってどのような価値と負荷があるのか?を常に問いながら進んでゆく、、、、、
わかっているようでわかっていない、できない、やらない、、、、、

支配(経済やヒエラルキーなど)による発展進化、もうそのような時代を、まさに”前時代的発想”とした意識への改革が最も必要なのではないのかな、と思っております。
少しでも、その思いを拡げる活動ができたら、、、、

重い腰を今まさに上げようと思います。

# by sketchpers | 2026-01-08 12:27

1点透視法と2点透視法の違いをわかりやすく言うと、、、

パースを始めるに当たって、先ずは1点透視法から習い始めるのが通常の通るスタイルかなと思います。
習う側では「描きやすいから」、教える側では「わかりやすく教えやすいから」というのが概ねの理由(本音)なんですね。

で、2点透視法描きに移るといきなり難度が増した感じとなり、「描きにくさ、わかりずらさ」となって、習得前に断念してしまう、、、という方々が多いのも事実なんです。

そこで、1点透視法と2点透視法の違いを”イメージ的にわかりやすく”説明したものが以下の写真のものです。
1点透視法と2点透視法の違いをわかりやすく言うと、、、_c0159795_11204217.jpg
左側には「1点透視法での”平面図と実際の描き方(グリット図)”」となり、右側には「2点透視法での”平面図と実際の描き方(グリット図)”」を表しています<※新建新聞社発行・動画で学ぶ手描きパース講座ステップアップ編より抜粋掲載>。

そこで注意して見ていただきたいのは、平面図にあります”人物(パースを描く本人)の立ち位置”です。

1点透視法では、室内(平面図)に対し人物の立ち位置(身体の向き)は「室内の奥の壁や立方体(置き家具)に対して並行」であります。
一方2点透視法では、「室内の奥の入り隅(角)」の方を向いて立ち位置をセットしています。

実際に、ご自身で部屋の中を見渡してみてください。
先ずは、「立ち位置を壁と並行」にした状態で室内を眺める、、、、、この見え方が1点透視法の見え方となり、その通り描きますと1点透視法パースになります。
一方、「立ち位置を壁と壁の角=入り隅方向」にして室内を眺める、、、、、この見え方が2点透視法の見え方となり、その通り描きますと2点透視法パースとなります。

こうして、目を養い見える室内の状態を意識しますと、1点透視法パースも2点透視法パースも「描く前に完成パースのイメージがしやすく」なります。
そして、描きやすくなってゆきます。

こうした”訓練”によっても、パースは描きやすくなってゆきますし、スキルアップにも繋がってゆきます。

是非お試しくださいませ!!!

# by sketchpers | 2025-12-23 11:37

手描き図面???

SNSを見ていると、ショート動画で海外事務所の方々による「手描き図面(平面図や立面図)」がよく出てくる。
欧州系の事務所とみられる方々が、A1サイズからA2サイズほどの用紙に平行定規を使って描いているものだ。

デザインスケッチ的なものやアイデアスケッチといったものを描いている動画はよくあるし、現状の作業に於いては必須のスキルでもある。
ラフ感覚でパースを付けてイメージを作り固めてゆく作業である。

図面となるとやはり今やCADの方が、、、と思うところもあるのだが、手描きで描かれた平面図や立面図には”陰影”が表現されていたり、線の表情が実に美しいと感じ、とても2次元表現とは思えない”立体感”が伝わってくるものだ。

CADがなかったころは、当然ながら日本も含め世界中では図面等は手描き表現されていた。
職人技となると、芯0.5のシャープペンシルで実線・寸法線・仕上げ線などの多彩な線の太さを描き分けるといったことができており、ぞの図面たるやそれだけで芸術品として見れる立体感ある惚れ惚れする仕上がりとなっていた。
「どのような意図でどのような空間や建物を創るのか?」がその図面から自然と伝わってくるものだった。

そういったスキルが、まだ欧州ではしっかりと残っており表現されていることに、羨望と嫉妬を覚えるものです。

効率ばかりが優先されている現状では、ある意味では”非効率的”に映る手描き表現は前時代的スキルとして今や必要とされず忘れ去られてしまっている。
と同時に、「何か大切なもの」も置き去りとなり忘れ去られているようにも思うのだ。

モノ作りはやはり”手仕事”であるのだ、と思うのです。
この基本中の基本は、いつの時代になっても変わらないと思う。

道具とスキルを上手に使うこと、、、しっかりと俯瞰しながらそれぞれの立場で活躍していってほしい、そう願うものです。

# by sketchpers | 2025-12-11 12:11