手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

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"クイックパース”と「スケッチパース」とは違うの?

最近、特に目にするようになってきました”クイックパース”についてお話いたしましょう。

私が調べましたかぎりでは、様々な言い方が存在しておりました。
「クイックパース」、「手書きスケッチパース」、「スピードスケッチ」、「フリーハンドスケッチ」などが主なところでした。
さて内容はといいますと、各講師の方々の考え方や描き方に違いはありますが、結局のところは「VP・アイレベル・立体感覚(空間認識)」の練習にかわりはないようです(実際に受講したわけではありませんので、あまり乱暴なことはいえませんが・・・)。

では「何が違うのか?」といいますと、実際のところは明確な定義があるわけではなく、それぞれの描き方の違いによって”クイック”といったり”スピード”といったり”フリーハンド”といっているのが実情ではなかろうか、と思います(仮に、「商標登録をされている」方がいらっしゃいましたら謝ります。)

この講座は、「手書き(フリーハンド)」が前提です。
また、いちいちパースを起こすのに複雑な線を何本も引き、時間をかけて立派なパースを仕上げるものではありませんので、「”スケッチ”パース」と呼んでいます。
ただし、「パース」と名が付く以上は最低限のことは知っていなくてはいけませんし、結局は”スケッチ”としてパースを描くことができません。
そういった意味で、この講座は必要最低限のパースの知識に基づいて簡単にパースを起こし、手書きでサラッとスケッチとして仕上げられるような内容になっております。

ひとどおりこの講座を終えられて、その後実践でのお仕事で描く枚数を重ねてゆくうちに、描くスピードはおのずと早くなってゆきます。
やがては、定規での「VP・アイレベル・立体の下書き」なしで、自分の感覚でVPやアイレベルを決めサイズの大きなズレのない立体で描くことができます。
これが、”クイックパース”の域になります。
また違った意味で、「ポイントスケッチ(部分スケッチ:例えば玄関のニッチや階段下の利用のアイデアや暖炉とデザイン壁とかコーナー書斎など)」は”クイックパース”の範疇でしょうし、ポイントスケッチはこの講座の終了時で皆さんは充分描けるようになります。
何故なら、「ポイントスケッチは全体スケッチパースの一部を描く(表現する)」だけだからです。
空間ではなく立体を描けば、ポイントスケッチになってゆくのです。

プレゼンテーションとしての「手書きスケッチパース」の用途があり、打合せ用として事前に用意する「手書きスケッチパース」があり、お客様とのお打合せの中で描く「手書きスケッチパース」の用途があり、それは仕上げのグレードと描く時間の違いが各々の特徴となってゆきます。

この講座での「実例スケッチパース」や「スケッチパース集」は、プレゼンテーション用や打ち合わせ用に事前に仕上げたものばかりですが、近々”クイックパース”的なもの(お客様との打ち合わせの中で描いたもの)も、「実例」としてスケッチパース集に入れてゆきたいと思っております。どうか、ご参考になさってください。

「クイック」や「スピード」に近づくには、一度じっくりと基礎を手に覚えさせることが何よりも近道なんです。”急がば回れ”、ですね。
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by sketchpers | 2008-11-28 15:13