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手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

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「トレース練習」の効果について

先日は、第3期生(12月度生)の第2回目の配信日でした。
来月は、第4期生を迎えますます講座も充実してまいります。
皆さん、今後とも宜しくおつきあいのほどお願いいたします。

さて本日は、「トレース練習」について少しお話いたしましょう。

講座で学ばれたものを、実際に課題提出という形にて仕上げ、「添削のアドバイス」
にて再確認をする、といった講座システムになっております。
その一連の練習の中に、より効果ある練習方法が「実例のトレース練習」です。

”百聞は一見にしかず、そして百見は一動にしかず”といったところでしょうか。

実例を「視る」ことは大切なことです。そして、丁寧に「見る」ことがさらに大切です。
その反復練習によって「観えてくる」ものがあります。

これは、「視聴」~「見聞」~「観音」と、みききする段階をあらわした言葉です。

この「観音」の領域に達するには、「視聴・見聞」と共に「行動」といった要素が必要と
なります。
みて・きいて・肌で感じてはじめて、「なるほど・・・!」、なんですね。

トレースをしてみてはじめて、「なるほど、講座でいっていたことはこうゆう事だったのか」
という”発見”があります。
そして、その”発見”は受講生の皆さんそれぞれに違うものでしょう。
ここがまた、「個性」のなせるおもしろいところであります。

「トレース練習」は、何もスケッチパース講座の中の実例集のみに拘ることはない
でしょう。
様々な本や雑誌にある、いろいろなタイプのスケッチ~スケッチパースを練習に
取り入れてもいいでしょう。そのことにより、自分の描くスケッチパースに”幅”が
出てくるようになります。

1枚より2枚、5枚、10枚と、結局は描けば描くほどに上達する、ということに尽きます。

その効果として、自身のデザインや設計にフィードバックされてゆく形となります。

第1期生(10月度生)の受講生の方々は、その辺のところが次第にわかりはじめてきて
おります。「提出課題のスケッチパース」を拝見していて、そのことがよくわかります。

「ものまねも、いつしか手本を超え自分のものとなる」・・・・・、芸の道そのものですね。
by sketchpers | 2008-12-25 12:53