手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

sketchpers.exblog.jp
ブログトップ

立体感覚、空間感覚ってなあに?

本講座でよく出てきます「立体感覚・空間感覚」とは、具体的にはいったいどういうものなのでしょうか?

「三次元のことでしょう?」
「現実自体が立体や空間なのだから、当たり前でしょう。」
「何かを手にしたり、どこかに入ったりすることかな?」

さて、皆さんはどう考えられますか?

また、このようなことを耳にすることもありますね。

「私は、感覚が鈍いから立体とか空間とか言われてもわからない。」
こういった言葉(気持ち)です。

まあ、感覚を”センス”という言葉に置き換えてみれば、「センスがない。」という言い方には「格好良くない」
「お洒落じゃない」というような意味合いがあるのでしょうね。

しかし、その”センス”という言葉も”センサー”といった「能動的な動詞」に置き換えてみますとどうでしょうか?

いつでも、どこでも、あらゆる方向にアンテナを張り巡らせて、いつでも何かをキャッチできるよう、まさに
「感覚を研ぎ澄ませている」状態に感じませんか?

つまりは、「センス」は磨くものであり、もともと備わってはいるのでしょうが、”持っているもの”ではないように思います。
それよりも、常に”センサー”を働かせているか?・・・・・。
この事の方が、とても大切なように思えます。

感覚は、一般的には「五感」として始めから備わっています。
「オギャー!!!」と産まれた赤ちゃんは、先ずは”味覚(食べる・味わう)”ことから始まり、”臭覚(嗅ぐ)”によって識別を覚え始め、”触覚(触れる・さわる)”ことで存在の感覚を覚え、”聴覚(聞く)”によって認識し始め物事を覚え、”視覚(見る)”によって全体の存在の調和を認識してゆく、こうした五感の発達の順序とともに成長してゆくのだそうです。

そしておもしろいことに、成長した後は特に男女に於いてはこの五感の発達の順序の逆から、五感を使ってゆくのだそうです。

「おやっ!素敵な人だなあ(と、見る)」:視覚
「あ~、知りあいになって話をしてみたい(声を聞いてみたい)」:聴覚
「デートで手を繋ぐことができてうれしい(と、つないだ自分の手を何度も触る)」:触覚
「あの人との距離が近くなって、いい香りがする(匂いに敏感になる)」:臭覚
「交際して初めてキスを交わした(お互いを味わう)」:味覚

このような形になるようです。

この五感に「情動や感動など」といった”意識”が加わることによって、「感覚、感性」が養われてゆくようです。
つまりは、「体感・体験」を通しての実感ある認識そのものが「感覚・感性」ということになるのでしょう。

さて、始めの問いに戻りましょう。
「立体感覚、空間感覚」とは、どういうことなのか?

もうおわかりでしょうね。

そうです。「実感・体感・体験」そのものが「立体感覚、空間感覚」といってもいいでしょうね。
つまりは、あらゆる存在そのものが立体であり空間であることを実感し体感・体験して認識・意識することによって養われてゆく・・・・・。

”センサー”を張り巡らせ、いつでも反応できるような態勢に感覚を置いておくこと。

「手を動かす前に」大切なことでもありますし、「手を動かしながら取得できる」ことでもあります。
手を動かすこと、すなわち実感・体感・体験ですね。
[PR]
by sketchpers | 2009-05-17 19:47