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手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

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医師と設計士・デザイナー

先日、ある工務店の社長とお打ち合わせの際、話の内容がひと通り終わった後で「色について」話始めてから”脱線した話”のことを、今日はお話しいたしましょう。

私も含めましてこうして「プロとして」建築の設計やデザインに携わっている以上、例えば「色について」の勉強(知識)はそこそこ持っていますね。

色の選択にしましても、「お施主様の好みや意見」を参考に、”デザイン的”にもそして”心理的”にも良しと思われる色を選択しお施主様に提案しているのが通常でしょう。
また、そのような内容のことを勉強や経験によって培ってもきました。

「色が人体に影響を与える」という話を聞いて、皆さんはどう思われますか?

人によってその影響は各々多少は違うのですが、”健康になってゆく色”や”癒される色”また逆に”健康をそこねる色”や“情緒が不安定になってゆく色”など、「医師と共同でそのことを研究している」という話を、その工務店の社長から伺いました。

今まで、ある意味漠然と(しかしそれなりに考えて)色の選択をしてきたような気が、私自身の場合はそう思いました。

医師の言っていることが全て正しいとは限りませんが、心理的(精神面)な面から始まり結果的には体に影響がでてくる、つまりは「病気になる」ことにつながることがある、といった研究がなされているようです。
「病は気から」とよく言いますが、外的な原因で病気になるケースもあれば”内的な原因で病気になる”ケースもあることは理解できますね。
いわゆる”ストレス”や”悩み”などといったことで、胃腸炎や自律神経失調症などに結果なっているといったことです。

そういった現象を少しでも軽減し、”予防医学(病気になる前に事前に予防する方法)”の見地から建築の在り方を考えていこう、という試みをしているようです。

これは、色のことばかりではなく様々な「建材」につても、材料的(成分的)にどういう影響を人体に与えているかも研究しているそうです。
また、風水の見地から「間取り(プラン)」を再確認してゆこうということも、同様に研究しているようです。

つまりは、「医師」といった人体に関わる専門家が建築の分野に関わってくることで、今まである意味漠然とした「設計理論やデザイン理論」にしっかりとした”裏付け”ができてくる、ということになってゆのでしょう。

その工務店の社長もおっしゃっておりましたが、「人体のことや心理学、科学的なことや化学的なことなど、様々な知識を総合的に活用しながら、”建築という表現体”に仕上げてお施主様にお渡しし、お施主様がいつまでも生き生きと(活き活きと)暮らしてゆける提案を常にできることが、本当の建築家であるんじゃないかなあ~。」ということに、私も全く同感・共感しました。

どうやらここにきまして、少しづつではありますが建築の在り方の概念そのものが崩壊に向い、新たな建築の在り方の概念の模索が始まっており、じわじわと波紋が広がってゆくように感じながら工務店の社長の話を聞いておりました。
by sketchpers | 2009-06-19 07:39