人気ブログランキング |

手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

sketchpers.exblog.jp
ブログトップ

映画「アバタ―」に思うこと

今年の「アカデミー賞」は、いろんな事柄がそれぞれの製作した映画に”くっ付いて”いて、別な意味でおもしろかったですね。

まあ、話題となりました「アバタ―」。
3D立体映像といった話題性もあり、ご覧になった方も多くいらっしゃることでしょう。

映画「アバタ―」そのものの話は別としまして、「画像」としての「アバタ―」を見る時、やはり”手を動かしてイメージすることの重要性”を感じてなりません。

最新の3D製作技術によって、人物の動きや表情や背景などが”スーパーリアル”に表現され、画像の「透明感」は一時観客の精神神経を困惑させるものにもなってしまったという残念な部分も作ってしまいました。

キャメロン監督の映像へのこだわりは、機械技術を駆使した”スーパーリアル”であろうと私なりに勝手に解釈しているのですが、やはりその背景には「絵コンテ」というイメージ作りのための「手を動かす」ことがしっかりと基盤としてありました。

当たり前といえば当たり前かもしれません。
しかし、この”当たり前”がとても違った方向で解釈されているように思えてならないのです。

「アバタ―」だけを見た人は、おそらくは「全て」コンピューターで製作したのだろうと、”当たり前”に思っているのではないでしょうか。
製作のメイキング映像を見たとしても、「へえ、そうやってコンピューターで作っているんだあ。」といった見方ですね。

(悪口としてではなく・・・)まあ、随分と人は機械に飼いならされてしまったものだなあ、とつい思ってしまうものですが、一方で物凄い”道具”がまた出てきたものだなあ、とも思います。

しかし、どこまで行っても原点はやはり「人そのもの」なんだなあ、と省みる時にふとホッとします。
「やっぱり、汗をかかなくては(手を動かすこと)いけないのだな。」と、ホッとするのです。
その結果として”形になって表現された”ものとして3D映画「アバタ―」が出てきたのだ、という解釈の方向を自分なりに持ちますと、納得するんですね。

様々な物議を醸しています「アカデミー賞」の結果ですが、映画を”2次元表現としての絵画の限りない探究”として製作した「アバタ―」よりも、やはり”映画を楽しむもの”としての評価がアカデミー賞でありますから、元奥様に軍配が上がったのも頷けることでしょう。

まあそれにしても、スタッフが描く「絵コンテ」の質と量には、とても勉強になります。
何かの機会に、メイキングなどで映像製作のための絵コンテを描いているシーンなど見ることがありましたら、ここぞとばかり集中して観てください。
表現したいことを必要最小限の線で表現された1シーン、そのイメージがピタッとでてくるまで何枚も何枚も物凄いスピードで描いています。
特に、「ディズニーアニメ映画」の絵コンテはすばらしいですよ。
あっ、日本にもいらっしゃいました。「スタジオ ジブリ」の宮崎駿さんの絵コンテもすばらしいです。

そういった意味では、まだまだ私も勉強不足です。・・・・・・・
気張らなくっちゃあ~!!!
by sketchpers | 2010-03-10 12:27