人気ブログランキング |

手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

sketchpers.exblog.jp
ブログトップ

5つの心得・・・その1

急に寒くなってまいりまして、紅葉にはいい季節となってまいりましたね。
皆さん、お元気でしょうか。

今日の「ススム日記」は、”5つの心得”と題しまして、通信講座のテキストでは各回に分かれて書かれているものについて、大切な手描きスケッチパースの5大要素をまとめてお話しいたしたいと思います。
(オープンセミナーでは、一番最後に「本日のまとめ」としてお話ししているものです。)

まずは・・・・・・、

1:立体で描く

通信講座でもオープンセミナーでもそうですが、始めに手を動かして描くのは「立方体(特に正6面体)」です。
この立方体が、1点・2点透視法であらゆる方向から自由に描けるようになれば、手描きスケッチパースの技術は半分以上は習得したと言っても過言ではありません。

皆さんの環境の周りにあるもの全ては、(当たり前なのですが)「立方体(またその集合体)」でできています。

何を今更・・・、そう思わないでください。

例えば、「身の回りにあるものを描いてみましょう」ということで、イスを描くことにいたしましょう。
皆さんは、どのように描いてゆきますか?

たいがいの方は、見ているイスの”アウトライン”を描いてゆく、といった描き方をしますね。
この描き方は、対象(イス)を「立体でありながら、平面的に見て描いている」ことになります。
目で見たイスの状態をカメラで写して、プリントされたイスの写真をなぞっている・・・、そういう描き方なんですね。

こういう描き方は、裏を返せば「立体を立体とは観れず、平面的画像として見ている」ということなんです。
この状態(感覚)では、残念ながらなかなか手描きのスケッチパースを描く事は難しいと言わざるをえません。

では、どのような描き方(観方)をすればよいのか・・・・・・。

”イスを立方体として観る”と、いいんです。

イスをよ~く観てみましょう。
イスの幅と奥行きはほぼ一緒のサイズですね。だいたい40㎝くらいです。
床から座面までの高さは、一般的に40㎝。
なんと、ここで「1辺が40㎝の正6面体」が観えてきました。
座面から背板の高さまでは、だいたい40㎝前後ですから、ここでももうひとつ座面の上に積み重なった「1辺が40㎝の正6面体」が観えてきました。

1辺が40㎝と仮定した正6面体を2個積み重ねて描くことで、イスのボリュームと位置(座の高さ、背板、4本の脚)ができあがります。

あとは、正6面体のそれぞれの面にあわせて、イスの細部を描いてゆけばできあがり、というわけです。

これが、イスを「立体として観る~立体で描く」ということなんですね。

こうしてみますと、身の周りにあるものは単純な立方体としてみれますし、またどんな形でもひとつひとつの単純な立方体の”集合体”でできている、ということが観えてきます。
(この辺は、次回詳しくご説明いたしましょう)

こういった”観方(感覚)”のことを、手描きスケッチパースの心得のひとつ「立体で描く」ということとなります。

練習は必要ですが、感覚が慣れれば「なるほどね~。」といった、実にシンプルなことです。

今日は、「立体で描く」ということについてお話しいたしました。
by sketchpers | 2013-11-16 12:09