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手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

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五つの心得、その2

さて、前回に引き続き「手描きスケッチパース」の心得えについてお話しいたしましょう。

2:複雑→単純化して、再構成する

前回のお話しでは、「立体」についてお話しいたしました。
全て身の周りにあるモノは、直方体や円柱や球などといった立体であり、先ずは大きな立体物として捉えることが大切である、ということでした。

しかし、身の周りにあるモノをよくよく観てみますと、何やらそう単純な立方体であるようには見えませんね。

例えば、「ソファ」などどうでしょう・・・・・・。

大きく捉えますと、”ソファの幅”と”ソファの奥行き”と”背の高さ”といったボリュームとして、これは「直方体」として観ることができます。
しかし、実際には「背や座面のクッション」があり「アームの袖」があるなど、ソファとしての形があるわけです。

ソファをもう一度、よく観てみましょう。

両袖にあるアームは「平たい直方体が縦にあります」し、そのアームの間に「座面クッションが平たい直方体として平面的にあり」、そして「背クッションは平たい直方体が座面クッションから90度くらい立ちあがった状態」であります。

”平たい直方体”の「厚みや大きさ」はアームや座面クッションや背クッションで様々ですが、様々な平たい直方体がこのように構成されているのがソファであることがよくわかります。

こうして、単純な立方体としてそれぞれの立体を見極めて、その立方体の構成(成り立ち)がわかれば、どのような複雑な形のものでも描けることになります。
何故なら、複雑な形のモノを一度ひとつひとつ単純な立方体(直方体や円柱や球など)にバラしてみて、その単純な立方体の幅や高さや厚みなどの大きさを理解して、再度そのひとつひとつの単純な立方体がどのように構成されているかがわかるからです。

スケッチパースを描く前に、対象となるモノを「ひとつの大きな立方体として観る」。
そして、大枠としての立方体の中に構成されている「ひとつひとつの立方体の大きさや状態を観る」。
ひとつひとつの立方体がどのように構成されているか「再構成していきながら描き方を理解する」。

これが身に付きますと、どのような複雑な形でもきちんと描けるものです。

一見、複雑そうに見えるものでも実はとてもシンプルにまとまっているものなんですね。
(これって、どんな事にでも通じるように思えませんか。)

”描く技術”は、上手くかいたりキレイに描いたりする技術が半分。
残りの半分は、「モノをよく観て理解する目を養う」ことなんです。

”わかれば(理解できれば)描ける”、これなんです!

一度、よ~く身の周りのモノをひとつづつ観てみましょう。
面白い発見があるかもしれませんよ!!
by sketchpers | 2013-12-14 19:12