着彩には、いろいろありますね。
今回は、画材の話ではなく「どこまでを着彩したらよいか?」の話をしましょう。
当講座では、「ポイント着彩」といって、4つの着彩を提唱しております。
それは、①ガラス面・②グリーン類・③陰影・④照明関係の4つを着彩することです。
全部を着彩しても良いのですが、プレゼンや最終確認段階でない限りはポイント着彩でも充分に伝わるものです。
上の例の通り、ポイント着彩に多少床面のところを着彩するだけで、インテリアデザインの提案内容や方向性が伝えられます。
また、下の例ではインテリアポイントとなる「額装類」に着彩することで、見ている側の視点をフォーカスさせ提案しております。
「何を伝えどう提案したいのか?」は、どのように描けばよいのかに繋がりますが、着彩の仕方によってもそれがさらに可能になり、倍増するということが言えるものと思います。
上の2点の例は、マーカーによる着彩です。
画材の特色を活かした「塗り方や表現方法」がそれぞれにあります。
いろいろと試してみながら、自分なりの表現を見付けてみてはいかがでしょうか。