建築業界は、特に住宅産業は、受注はおろかお客様の獲得は厳しくなってきているようです。
新築着工件数は年々下降となり、家を建てようとするものの金額が高くて中古物件へと流れてゆく傾向ですね。
ましてや、年収が上がる見込みがない中では、住宅ローンも組みずらく、金利の上昇も結構な打撃となってきます。
そのような中で、貴重なお客さまと巡り合えたチャンスを活かすため、プレゼンには大きな期待と熱量をもって対応することとなります。
そこで注意したいことは、、、、
1:タイムパフォーマンスを考慮したプレゼンでお客様に負担をかけない。
何事も段取りよく、話さなくとも伝わるプレゼンシート(図面関係などの書類)としてまとめ、
話す内容は簡潔に、を心がける。
2:希望や要望そして心の奥にあることを引き出すには「形に表現して」あげる。
プレゼンやヒアリングでの肝は、やはりコミュニケーションですね。
しかし、長々とお話しを展開させるだけならばお客様の時間を奪い且つ負担となり、本当に
希望などが伝わったのかとお客様は不安になります。
そこで、様々な希望などを”その場”で「こういう事でしょうか?こういう感じではいかがで
しょうか?」と目に見える形としてお客様に見せると、大きな信頼を得ることができ且つ
記憶に残ることとなります。
さて、上記「2」で発揮させるのが「立体表現スキル」です。
お客様のモヤモヤしたイメージを具体的に展開させられる立体表現スキルは、お客様にとっては衝撃的です。
そして、立体化された形を見て「いい、違う、好き」などの反応をみながら、さらにお客様とコミュニケーションを図りながらより親密なお打ち合わせが”短時間”で可能となってゆきます。
「家が出来上がるまでは不安だ。」というお客様の気持ちをできる限り小さなものへ、そして少しでも安心できるように「このような感じになります!」といった具体的な形(立体表現したパースやスケッチ)を何枚も提示するのが何よりの対策です。
お客様の信頼と安心を勝ち取り、受注を勝ち取るひとつのスキルとして「立体表現スキルによるコミュニケーション」が大切であることが、今後さらに見直されてゆくものと思っております。