「手に職を持つ」とは、進学時や就職時によく聞く言葉ですね。
しかし、現代ではもう死語となってしまったのでしょうか、あまり聞かなくなったような気がします(あくまで個人の見解で、、、)。
技術を身に付けていると一生苦労せず食べてゆける、と私の世代では言われていましたしよく耳にしました。
コンピューターが、それほど身近には普及していない時代ですから、こういう事を言うのは当然のことでした。
コンピューターがより身近になり、且つパーソナルに使いこなせる世の中では、「手に職を持つ」という意義はあるのか???
ひとつには、コンピューター自体を操ることはスキルであり「手に職を持つ」ことになっていますね。
一方では、過去より引き継がれている技術、つまりは”アナログ的”な技術のスキルは、果たして「生業としての職」となっているのか。
おそらくですが、アナログ的スキルは必要なくなることはないと思っています。
また、デジタル的スキルはハード側の技術進歩により、より進化発展してゆくものと思います。
つまりは、”アナログとデジタルの住み分け”が今後なされるだろう、という事です。
デジタルでメタな世の中と、リアルで感触のある世の中、その両方を都度選択し都度スキルを活かしながら生業を成してゆく、ある意味ではデジタルとアナログの統合のような技術世界がやってくるように思えます。
(まあ、かなり希望・願望が入っていますが、、、、)
自分の感覚・感触の表現をする手段・手法は、デジタルでゆくのか?はたまたアナログでゆくのか?
そういう事ではないか、と考えます。
あくまでも、表現する行為には変わりないわけでして、自身の感覚に合う手段を取れば良いのかな、と。
自由におおらかに表現できる手段が沢山ある、という視点を持てばとても良い時代でありステキな時代でもありますね。