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手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

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「やっぱり絵が苦手・・・」やっぱり描けないという方へ

「やっぱり絵が苦手・・・」やっぱり描けないという方へ_c0159795_1045312.jpg絵を描く事が苦手という方のもうひとつのパターンは、「一度トライしてみたけどやめた。」というパターンです。

「やっぱり自分には絵を描く才能がない。」とか「パースって理解するのが面倒で難しい。」と感じられた経験をもたれた方は結構多いんじゃないでしょうか。
正直、私も学生時代のパースの授業はさっぱり『?』でして、社会人になってようやく一人前のパースやスケッチが描けるようになりました。

では、何故「わかりにくい」「難しい」という現象(心理)になってしまうのでしょうか。
実は答えは簡単、”絵を描く事に慣れていない”だけなのです。
絵を描く事は『体を動かす事』と同じ事なのです。

頭で思うだけでは、紙は真っ白いままです。指で鉛筆を握り、腕を動かして線を引く。大作になれば、当然体ごと動かしての作業です。
線が曲がっていようが、パースが歪んでいようが、全然似ていなくとも、とにかく鉛筆を手に取り描くこと(描き続けること)が大切なのです。
そうしますと、次第に画材に慣れ”目も肥えて”きます。「こうかな?」「ここはこんなふうかな?」と”客観性”が出始めます。そうなれば”しめた!”ものです。

そこでじっくりと『基礎(パースの書き方)』を学びましょう。
実はパース(絵)を描く基礎(ポイント)は、至って簡単・単純なものなのです。
”書き方を学ぶ”のではなく『パース(絵)の構造・構成』を学べば良いのです。
つまりは、『目線・消失点・立体の成り立ち』、これだけが基礎であるパース(絵)の構造・構成なのです。
ここを外していきなり”書き方”を学んでも、理解できず長続きせず結局自分のものにはなりません。

「もう一度挑戦してみようかな〜。」と思っているならば、今度はここに気を付けて「パース(絵)を描く楽しさ」を自分のものにして下さい。描けば描く程に上達するのが実感できるでしょう。
by sketchpers | 2008-08-20 12:42