手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

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皆様、ありがとうございます。

激震・激動の2008年も、今日が大晦日。
皆さんにとって、今年はどのような年でしたでしょうか?

今年の10月、この「手書きスケッチパース講座」はスタートいたしました。
アクセス数もお陰様で増えており、受講生も現在では「第5期生(2009年・2月度生)」を
募集いたしているところです。
現在のような世情の中、いや現在のような世情だからこそ・・・、なのでしょうか。
”ご自身のスキルアップや視野を広め、お客様と肌で接したい(コンサルティング)”といった
ご意思のもと、この講座を受講される方々が多いようです。

第1期生の皆さんは、来年2月上旬にはこの講座を修了いたします(1コース分)。
今後、この講座を修了された受講生の皆さんに「終了いたしました。はい、頑張ってくださいね、さようなら。」という事なく、”横のつながりの和”を持ちたいと思っております。

「終了者を対象にいたします”フォローアップセミナー”」を1日会場にて開催し、スケッチパースの実務にてその後のお悩みやわからない所などを解説・講義し、講座修了者の皆さんが更に
実務にスピードと訴求力が増す事ができるよう、取り組んでゆこうと考えております。

また、「手書きスケッチパース・Ver2:スーパースケッチパースの描き方」の講座を現在検討
しております。
これは、基本になります現在の「手書きスケッチパース講座」を修了された方が対象となります。「会場セミナー」となるか「WEB講座」となるかは、今のところは未定ですが時期をみて
行いたいと考えております。

一方、この講座にアクセスをいただきご検討されておられる方々やご興味のある方を対象に、
「はじめての手書きスケッチパース講座」のセミナーを開催したいと考えております。
手書きスケッチパースの魅力や訴求力、プレゼンテーションやコンサルティングに役立つような
使い方(描き方)、立体~デザインの話、など役立つ情報をお渡しできればいいな、と考えて
おります。
(受講生の方も、覗かれてもいいでしょうね)

来年は、WEBのみならず皆さんに実際にお会いしながら、「手書きスケッチパース」を通して
触れ合い・感じ合い・考え合い・そして一歩一歩高見へと皆さんと共に歩んでゆきたい・・・・・、
そういった年にしたいと思っております。

アクセスいただきました皆さん、受講していただいております皆さん。
ありがとうございました。そして、来年も宜しくお願いいたします。
この場を借りまして、御礼申し上げ皆様のご活躍・ご多幸をお祈りいたし、皆様お一人お一人の
足元から”新たな時代(次代)”が生まれいずりますことを祈念いたします。

皆様、よいお歳を・・・・・。
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by sketchpers | 2008-12-31 11:23

第1期生(10月度生)の第5回目講座のねらいについて

本日は、第1期生(10月度生)の第5回目の講座配信日です。
いよいよ、講座として学んでいただく最終の回になります。
それぞれのコースのねらいを銘記しておきましょう。

■外観コース:パース起こしが終わり、立体として建物が描き終わった段階からの、いわば
「仕上げ」と、デザイン的な「様式」の描き方を学びます。
実例をもとに、様々な素材感の表現の仕方(描き方)や外溝の描き方そして着彩の仕方と、
いよいよ外観スケッチパースの総仕上げとなります。
また、「様式」も最近デザイン的に要求されている要素ですので、実例をまじえて解説して
おります。じっくりと取りかかってください。
外観スケッチパースは、建物だけではとても味気ないスケッチとなり、お施主様への印象も
決してよい捉え方をしていただけるとは望めません。
外溝があり、ポイントの着彩によって、”全体の雰囲気がどうなっているのか・・・”、ここが
外観スケッチパースの求められる所です。
補足の勉強として、「ガーデニング」や「外観デザイン~アプローチデザイン」の本を参考に
スケッチパースの練習を描いてゆかれると、効果(スケッチパースとしての練習効果とともに
実際の仕事上での提案の勉強にもなります)が倍増します。

■インテリアコース:ここでは、「和室」を描いていただきます。他にも、主寝室や子供部屋といった空間もありますが、エレメントのコーディネート(ベッド、机、ドレッサーなど)が主な空間要素
ですので、とくに改めて学ぶ要素はなく今まで学んできた描き方で充分表現ができます。
「和室」は、最近のプランニングにおきまして取り入れたいという要望が多くなってきている空間
です。その上、デザイン的にも様々な要求を求められております。
簡易なものから本格的なものまで、幅広い要素(様式)があります。
日本人でありながら、足元のことを知らない・・・・・・、ということがないようにしたいものです。
「和室」とはどうゆう構成になっているものなのか、一度じっくりと眺めてみるよい機会になる
と思います。
また、「仕上げ」のテクニックとして”素材感の表現(描き方)”と”着彩”を学びます。
今までトレース練習を積んでこられた方には「学び終わった感じ」もあるでしょうが、再度基本
を習う姿勢で取り組んでみてください。
「着彩」は、スケッチパースをいわば盛り上げる最終の仕上げです。
”空間的に立体感と雰囲気をいかに出すか”、これが着彩の大切なところです。
じっくりと学んでいってください。

以上が、第5回目の講座のねらいです。

この3週間で、一通りのスケッチパースの描き方を学んでいただくのは終了です。
第6回目は、「終了課題」として受講生各人が設定したプランに基づき自分自身で
スケッチパースをおこしてゆきます。

受講生の皆さんのスケッチパースを描く力量は、確実に上がっており進歩しております。
と同時に、「観察眼」の癖も自然と身についているように思えます。

「習うより慣れろ」、「わからなくなったりつまづいたりしたら、基本に戻れ」。

「提出課題スケッチパース」を楽しみに、待っております。
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by sketchpers | 2008-12-26 16:12

「トレース練習」の効果について

先日は、第3期生(12月度生)の第2回目の配信日でした。
来月は、第4期生を迎えますます講座も充実してまいります。
皆さん、今後とも宜しくおつきあいのほどお願いいたします。

さて本日は、「トレース練習」について少しお話いたしましょう。

講座で学ばれたものを、実際に課題提出という形にて仕上げ、「添削のアドバイス」
にて再確認をする、といった講座システムになっております。
その一連の練習の中に、より効果ある練習方法が「実例のトレース練習」です。

”百聞は一見にしかず、そして百見は一動にしかず”といったところでしょうか。

実例を「視る」ことは大切なことです。そして、丁寧に「見る」ことがさらに大切です。
その反復練習によって「観えてくる」ものがあります。

これは、「視聴」~「見聞」~「観音」と、みききする段階をあらわした言葉です。

この「観音」の領域に達するには、「視聴・見聞」と共に「行動」といった要素が必要と
なります。
みて・きいて・肌で感じてはじめて、「なるほど・・・!」、なんですね。

トレースをしてみてはじめて、「なるほど、講座でいっていたことはこうゆう事だったのか」
という”発見”があります。
そして、その”発見”は受講生の皆さんそれぞれに違うものでしょう。
ここがまた、「個性」のなせるおもしろいところであります。

「トレース練習」は、何もスケッチパース講座の中の実例集のみに拘ることはない
でしょう。
様々な本や雑誌にある、いろいろなタイプのスケッチ~スケッチパースを練習に
取り入れてもいいでしょう。そのことにより、自分の描くスケッチパースに”幅”が
出てくるようになります。

1枚より2枚、5枚、10枚と、結局は描けば描くほどに上達する、ということに尽きます。

その効果として、自身のデザインや設計にフィードバックされてゆく形となります。

第1期生(10月度生)の受講生の方々は、その辺のところが次第にわかりはじめてきて
おります。「提出課題のスケッチパース」を拝見していて、そのことがよくわかります。

「ものまねも、いつしか手本を超え自分のものとなる」・・・・・、芸の道そのものですね。
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by sketchpers | 2008-12-25 12:53

第2期生(11月度生)、第3回目の配信日です。

あと2週間ほどで、平成20年も締めくくりとなりますね。

本年10月より、この「手書きスケッチパース講座」をWEBにて始めさせていただき、現在では早いもので第4期生(来年1月度生)の募集中といった状況であります。

本日は、第2期生(11月度生)の第3回目の配信日です。
「第3回目のねらい」につきましては、お手数ですがこの”ススム日記”の過去のものを見ていただき、「第1期生(10月度生)用に書きました第3回目のねらい」のページにてご確認いただきたいと思います。お願いいたします。

皆さんから送られてくる「提出課題のスケッチパース」を、1枚1枚拝見させていただくのが楽しくて仕方がありません。
当たり前なのですが、どれをとっても”似たもの”がないんですね。
皆さん、講座の内容はしっかりと学んでいらっしゃる。にも関わらず、講師のスケッチパースにもならず、皆さんなりに描いていらっしゃる。
そこがいいんですねえ~、とっても。
お会いはしていませんが、何故か皆さんのスケッチパースからは”各々の顔”が湧いてでてくるんですよ、ホント。

これまた不思議ではありますが、皆さん優秀なんですね。
これは、お世辞ではありません。本当に、よく講座をご理解いただいて描いていらっしゃるんです。おそらくは、講座内の行き届かない拙い箇所を皆さん各々のが丁寧に解釈されてくれているのだろう、と思っております・・・・・(汗)。

お仕事や他の用事など、受講されていらっしゃる皆さんにとってはなかなか講座を学び練習することが難しいことと思います。
「提出課題のスケッチパース」を出すのが遅れたり、少ししか練習していないので提出課題が出せなかったり、受講は申し込んで講座の配信は受けているんだけれど見るのが精一杯で練習や課題の提出までは手がまわらない、などなど講座を進めてゆくにあたりそれぞれの事情がおありだと思います。

講師をはじめ事務局側では、いつでも「提出課題のスケッチパース」を受け付けております。
そして、いつでも添削させていただいております。
そうして受講を続けていらっしゃる方もおります。

まだまだ拙い講座ではありますが、この「手書きスケッチパース」をきっかけに、受講生の皆さんが何かを発見し何かに繋げていただけましたら、これ以上の幸せはございません。

「会得した1本の線は、裏切りません」

共に歩んでまいりましょう!
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by sketchpers | 2008-12-16 19:00

手間をかける「スケッチパース」の意義って?

年の瀬となり、世情も随分と騒がしく一体これからどうなってゆくんだろうか、どうしてゆこうか、といった不安がつのる日常となってきています。

そういった中で、私達が生業としている住宅産業も他の産業同様に大きな変革期に差し掛かっているようです。
単に、景気の後退や世界的な不景気として「売上の急激な減少」が起こっているわけではないと思っております。

まさに、「どうしたら・・・?。何をしたら・・・?。」といったところでしょう。

従来の考え方の延長で、更に強化したようなその場しのぎの対策や、政府や行政に頼った施策など、こういった類のものは今後は一掃されるような気がいたします。
何故ならば、私達はあまりにも「儲けという略奪」にどっぷりとつかりすぎました。
つまりは、「金がなければ何もできない世の中」に自らがしてしまったのです。

本来の生産とは一体どうゆうことだったのでしょうか。

机上の理論や計算に則り、効率という名の”機械化”によって自らは「汗をかくことなく済ませる」・・・・・。”働かざる者、食うべからず”と、雇われること(使われること)を洗脳されたかのごとく、自分の身と心に嘘をつきながら「動かされて」きた現実があるようです。

手間をおしまず相手の立場となって共に建設・生産の道を立て直す時期がきたのでしょう。

「スケッチパース」や手書きのプレゼンテーションプランや手書き図面を通して、上記のようなことを教わったような気がいたします。
機械を否定しているつもりはありません。実際、こうして機械を通して皆さんとコンタクトが取れる”機会”を得ているわけですから。

しかし、機械はあくまでも道具なんですね。ここを充分注意をし、機械に使われることなくうまく活用することが、意義のあることではないでしょうか。

これからは、ますます世情は荒れてゆくことでしょう。他人事ではありません。
しかしその裏の意味合いは、”荒れ”から「新れ」の時代ではないかと思います。
新たな時代はやってくるものではないでしょう。
新たな時代は、今現在に命ある者達が共に創りだしてゆくものだと思います。
しかし、今まで行ってきた様々な”負の遺産”を隠し通してそのままにしておくにはいかないようです。きちんと、「清算」をする必要があるのでしょう。だから、”荒れる”のだと思います。

スケッチパースもそうですが、自身が体得したものは自身を裏切りません。
皆さんがこの講座を通して、皆さん自身で体得したものは今後仕事のみならず様々な状況下で必要となる場面で、おそらく皆さんの個性が発揮されるのではないか、と感じております。

「生き残る」のではなく「共に活かしあう」という世界になるよう、少しでも自分のできる領分で貢献したいものだ、と考える今日この頃です。
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by sketchpers | 2008-12-13 18:45

第1期生(10月度生)、第4回目講座のねらい

本日は、第1期生(10月度生)の皆さまに第4回目の配信日となりました。

早いものですね。
実際には、講座として学んでいただくのは今回を含めましてあと2回となりました。
(第6回目は、終了課題のみとなります)

さて、第4回目の各々のねらいについてお話いたしましょう。

■外観コース:「出っ張り・切り欠き」の描き方を学びます。といいましても、前回の講座の中ですでにバルコニーといった”出っ張り”は描いております。
また、「切り欠き」にしましても大きな立体の一部としての小さな立体を描き分ける感覚で描いてゆきます。あくまでも外観パースは、”立方体の積み木(付け足し・取りはがし)”の感覚であります。この起こしができれば、後は「表現方法」として素材感や見せ方(アングルの取り方)をマスターするだけです。
あくまでも「立体を描く」こと、それが外観コースの変わらぬねらいです。

■インテリアコース:さて今回は、「水廻り」となります。キッチンの他にリフォームの中では仕事的に多い場所でしょう。空間的には、主だって複雑なものはありませんが、今回は設備の商品知識が多少必要になってきます。
排水パイプの「SトラップやPトラップ」、洗面ボールや水洗金具、浴槽の形状やサイズ、シャワー水洗など、見ているようで形としてきちんと捉えていることが以外に少ないものです。カタログや実物を見て、描けるようにしておきましょう。
またこのスペースは、「収納」の要素(アイデア)も問われる場所です。
”使い勝手”に基づいた高さの寸法や扉の開き勝手など、キッチンカウンターに似た要素がありますので、描き方同様この機会に覚えておくと便利です。

スケッチパースの描き方に、慣れてきている頃だろうと思います。
そして、少しづつ表現方法も「なるほど、こう描けばいいんだな。」といったところでしょう。
第4回目の段階ともなりますと、”描き方”というよりは「あらゆる商品知識」を持っているか、がある意味ポイントとなってきます。
この事は、何もこの講座に限った話ではありませんので、今後の皆さまのお仕事の中で少しづつ広げてゆけばいいと思います。
ただ、そういうことが必要になり、そのことがスケッチパースをよりリアルにより魅力的に描ける(見せられる)ことに繋がることを覚えておいてください。

さあ、ペンを手にとり一本の線から始めましょう!    
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by sketchpers | 2008-12-09 20:46

スケッチパースは自由です

今日は、スケッチパースに関わる私の経験談をお話いたします。

パースを描くことに慣れ、自分なりのプレゼンテーションが出来るようになった頃、「手書き」の良さを取り入れてお施主様とお打合せをしておりました。

やはり住宅だけに、「手書き」の持つ様々なイメージが好評であり、お施主様のうけもよく喜んでいただき、打合せもお互いの認識の”ズレ”もほとんどなく竣工を迎える、といった具合で進んでいけました。

いつものように、「手書き」のスケッチパースをあるお施主様にお見せいたしました。
すると、少し怪訝そうな顔でこうおっしゃいました。
「我が家は、このような”雑な”感じになるんですか?」・・・・・・・・・・返す言葉に困りました。
決してプランが雑多なものではありません。お施主様が気になさったのは、スケッチパースの”線”そのものだったのです。

おそらくそのお施主様とって、「手書き」のスケッチパースは”味がある”ものではなく、何か適当に描いてきたものを出されたという印象を受けたのだと思いました。

そこで、次回のお打合せの時には「手書き」のスケッチパースではなく「全て定規の線」で描いたスケッチパースをお持ちいたしました。
すると、お施主様の反応は前回のものとは違いしっかりとご覧になっていただきました。
また、お打合せの中で変更の確認として描く「ポイントスケッチパース」も、いつもなら「手書き」でお見せするのですが、そのお施主様の場合には鉛筆でラフにパースを起こして定規を使ってインキングしてお見せすることで対応いたしました。

確かに「手書き」のスケッチパースには、それなりの訴求力があることは事実です。
しかし、人によっては同じものでも全く違った印象を持たれ、逆に私達の意図する所が通じないということがあることを学びました。

また、「手書き」のスケッチパースにこだわることなく自由にそして臨機応変に対応する技術と心構えが大切だ、ということも学ばせていただきました。

「手書き」のスケッチパースが描けるということは、それだけで貴重な財産だと思います。
そして、「手書き」のスケッチパースが描けるからこそ”定規”や他の画材を使ってスケッチパースが描ける柔軟性が出来るのだと思いました。

「スケッチパース」は自由です。自由に描いていいんです。
自分らしく描いていいんです。
表現方法も、ひとどおり描けるようになったならば様々な表現に挑戦していただいて、自分らしいスケッチパースに持ってゆくことが大切なことなのです。

こうして、スケッチパースが大きく広がってゆくことを切に願っております。
そして、皆さんが編み出した「独自のスケッチパースの描きかた」を私も学ばせていただきたいと思っております。
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by sketchpers | 2008-12-06 22:33

めざせ「遠山の目付け」のスケッチパース!

昨日は、第3期生(12月度)のスタート配信日でした。
さて、今後の日記の内容に関しまして、講座の各回のねらいにつきましては今まで通り(第1期生:10月度生への配信日)に、その内容を銘記させていただきます。
従いまして、まことにお手数ですが第2期生(11月度正)以降の受講生の方々は、日記の日付を繰り上がって見ていただき、ご確認いただきますようお願いいたします。

日記の内容は、基本的にはスケッチパースに関するものがメインに変わりはありませんが、もう少し幅を持たせた内容にしてゆこうと思っております。
「日記」というよりも「ブログ」的になる傾向のものもありますが、この日記を読んでいただいた皆様にとって”いい拾いものをした”と何かひとつでもそう思っていただけるものに出来ますよう、なるべく更新も増やしていきたいと思っております。


私は合気道をやっているのですが、私がボーっと景色を眺めていた時にご指導いただいています先生がこのような事をおっしゃっておりました。
「西洋画には”消点(VP)”があるが、日本画にはそういった消点というものはない。これは、合気道でいう”遠山の目付け(景色を1点で見るのではなく全体として捉える)”と同じである。」といったものでした。

確かにそうなのです。
日本画には、平面的でありながらどことなく奥行や空気感を感じ、それでいて自然に馴染む感覚があるんですねえ。特に襖絵は、四方閉め切っていても何故か障子を開けて庭を眺めている感覚があります。不思議なものです。

日本画や浮世絵を見た西洋の画家たちは、こぞってそのノウハウを自身の絵画に取り入れていったのはいうまでもありません。

こういった現象は、絵画の世界だけではありません。
京都「平等院」を見て、そのシンメトリーの美しさと自然との共存そしてオリエンタルな影響を受けて建った建物が、フランクロイド・ライト設計の旧帝国ホテルでした。
また、金閣寺の在り方(建ち方)も同様、「遠山の目付け」のごとく建物と庭と池そして空までも取り込んだ”全体美(統一美)”があります。

西洋のように、お城を引き立たせるために、印象の消点(VP)となる位置にお城を建てたりアプローチを演出的に作ったり庭を幾何的に作ったり、といったことをしていないんですね。
あくまでも、”お互いが活かし合って”存在していながらも主・従があり「全体として」そこに”在る”のが世界に誇れる木造日本建築でした。

スケッチパースは消点(VP)をとってはいますが、「遠山の目付け」のあるスケッチパースが描けたらどんなにうれしいことだろう、と日々合気道と共に精進しています。
どんなスケッチパースになるんでしょうねえ・・・?
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by sketchpers | 2008-12-03 21:45