手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

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もの作りの在り方って、なんだろう?

ここ最近の日記の内容は、スケッチパースからは少し離れて「設計士やデザイナー」のことについて書いてきました。

私は常々、”本来の”設計士やデザイナーとは一体どういうこと(もの作りに携わる”本来の在り方”)を考えながら、日々仕事を通してまた様々な方々のご意見や実例(実際の建物)を通して、「こうかな?ああなのかな?」と悪戦苦闘しております。

この講座を開催して早や9か月が経ちました。
スケッチパースを描く立場から、微力ながらも「教える立場」となって、実際にプロとしてお仕事をされている方々が受講生として課題のスケッチパースを仕上げたものを”添削・アドバイス”させていただくようになって、更に「もの作りの”本来の在り方”って何なんだろうか?」と真剣度は増すばかりです。

この講座では、スケッチパースをを通して「立体感覚や空間感覚が養われ、更なる力量のアップに繋げる」ことも、単にスケッチパースが描けるようになることに終わらずに、講座の目標を高く・広く・深く設定しております。

その目標をきちんとクリアできるよう(お渡しできるよう)にするには、やはり私も含めました事務局側の姿勢(考え方)をもう少し丁寧にお伝えする必要があるのではないだろうか?、ということを思いこのところの日記の内容を「設計士やデザイナー」について書いてみた、ということです。
しかし、書けば書くはほどに「自分達のもの作りに対する姿勢は、果たして”本来の在り方”なのか?」といったフィードバックが常にありました。

この日記を読んでいらっしゃる皆さんにとって、「もの作りとは一体何ですか?」。

この壮大にして答えのないように思われる課題について、しばらくはこの日記を通して皆さんと共に考えてゆきたいと思っています。

皆さんの色々なご意見を聞きたい、そう願っております。
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by sketchpers | 2009-06-29 10:49

建物の専門家は設計士やデザイナーばかりじゃない

先日、大工さんとこんな話をしました。

私: 「今の仕事って、大工としておもしろいですか?」
大工:「みんなプレファブになっちゃって、おもしろくないねえ。」
私: 「大工さんの”腕”を見せられる仕事は、もうほとんどなくなちゃった感じですか?」
大工:「それもそうだが、若い連中が今やっている仕事が当たり前になってしまっている。自分もそうだが、技術を磨ける機会が若い連中にないのが残念だなあ。」

とても胸が痛む、空しく悔しい思いでした。

大工さんは皆ほとんどの方が、リフォームの仕事の時に必ずこういうことをおっしゃいます。
「これを作った大工は、すごいなあ。こんな納め方でここをもたせていたんだ。」とか、「ここにこんな材料を使うなんて、今じゃできないよ。”贅沢の良さ”だなあ。」などどいうことです。

つまりは、大工さんは”過去に作った建物と会話しながら腕を磨いている”のですね。
別な言い方をしますと、”当時その建物を作った大工さんから、実物を通して教えてもらっている”ということになるのでしょう。

大工さんに限らず、職人さんは皆そういった行動や姿勢を持っています。

しかし、そういった”会話”が出来なくなってきているのが現状です。
”会話”をしたくても、そこに「職人としての姿勢がある”腕(技)”が栄えた仕事」ではなく、経済効率という名のもとに建てられた寿命の短い「箱」でしか建物の存在価値がなくなってしまったからでしょう。

「経済効率と工業化」を否定するものではありません。
そのことによって、今まで建物にあった様々な問題が解決されてきたという利点もあります。

しかしながら、自動車や電化製品といったプロダクト製品とは違い、ユニットバスとはいえ所詮は人の手で組み立てているのが、建物を作るということの現状であり又基本に変わりはないわけですね。

結局は、「人の手の介入なしでは、ものにならない」のが建物なんです。

職人の方々は、実際に形にしている作業をしているわけですから、一番そのことを身近に感じていることでしょう。建物にとって、いかに人の手が入ることが大切なのかを。

この数ヶ月間、私は大工さんや左官さんや基礎職人さんなどの真似ごとをしておりました。
そして、設計・デザインという世界で二十数年間仕事をさせていただいてきましたが、この数ヶ月間の経験を通して心底「自分は建物のことを何も知らなかった。」ということが、嫌になるほどわかったのです。

「お施主様にとって」住まいやすい建物を提案・提供することに尽力することは、今までの仕事のなかで自分なりに考え行ってきたつもりです。
お施主様の要望にいかに応え、さらに+αにて喜んでいただくか・・・、それに基ずいて図面化し詳細の納まりも書いて、いざ現場に入るわけです。
これが、”当たり前”のこととして何も疑問も持たずにこの二十数年間仕事をしてきたわけです。

しかし、今では「職人さんといった、実際に形を作る立場に立って図面を書いていただろうか?」といった反省があります。
設計・デザインの意図は当然ながら大切です。
それに基ずいた、職人さんの”腕を活かせる”図面になっていただろうか?という反省です。

職人さんが動きやすいような形にして図面を渡す。
つまりは、「次の作業のことや全体を見ながら、”次”がやりやすいように”今”を渡すこと」が大切なのだ、ということです。

現場の職人さん達の中でも、「壁や天井のボードを貼るだけで俺の仕事はいいんだが、次の電気屋さんが仕事をしやすいようにスイッチやコンセントのボックスの穴を開けておいてあげているんだ。」という仕事をしている職人さんがいることに、自然に頭が下がります。

昔、私が設計の仕事に携わってまだ数年の頃、現場の職人さんから言われた言葉の意味が、今になってよくわかります。
「”設計屋”はいいよな。線だけ引いときゃいいんだからなあ。」
「こんな”線”、いくら引いてきても意味ねえよ。納まんないよ、これじゃ。」

これに気づくまでに、随分と時間がかかりました。

建築士、デザイナー、コーディネーター、各職人さんと専門家が集まって一つの建物が仕上がり成り立っていることの意味や意義を、もう一度再確認し再点検する必要があるのではないのかな?
そう思う、この頃です。
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by sketchpers | 2009-06-25 10:23

設計士・デザイナーの今後は・・・

前回の日記では、設計士やデザイナーの今後について、ある意味でのひとつの方向性について書いてみました。あの日記を書いた後、自分なりにいろいろと再度模索してみました。

そして、以前からありました「ひとつの疑問(課題点)」に結局は戻りました。

「建築士、インテリアデザイナー、コーディネーターの分業・専門化について」といったことです。

一般的には、仕事の流れとしまして「建築士が”器”としての建物を設計し(いわば、建築基準法に沿って「建築の大きさ・高さ・開口部=床・壁・天井・窓を決める)、それをもってインテリアデザイナーが”仕上げ”としてのデザイン作業をし(各部の素材・色・位置・配置などを決める)、最後に”スタイリング”としての空間の総仕上げとして”装飾”をセッティングしてゆく・・・・・」、このような流れの中で各々「建築士・インテリアデザイナー・コーディネーター」として存在し、その作業内容も専門化しているのが現状ですね。

各々の専門家が知恵を出し、ひとつの建物を仕上げてゆくことに異論はありません。
がしかし、作業として「流れ作業」的になってしまっているようにも思えてしまうことも否めないように思うのです。

どういうことかと申しますと、建築士が設計した図面をインテリアデザイナーに「これ、何か考えてね」的に渡され、インテリアデザイナーは自分の仕事の範疇で「いかにインテリアを”おもしろく”できるか?」のみに没頭し、そのインテリア空間を渡されたコーディネーターは「いったい何が出来るのか?」といった仕上げへの”しわ寄せ”の中で悪戦苦闘(アイデアにしても金額にしても)しながらまとめて納めていっているわけです。

そして、仕上がったものを見て建築士が一言、「ん~、何か違うんだよねえ。」・・・・・・。
(開いた口が塞がらない・・・・・)

またこのようなこともあるでしょう。

「専門家集団」であるがゆえに、いわゆる”船頭さん”が多く、自分の専門分野を主張してばかりでいっこうにひとつの方向性が決まらない。
そのために、「総合プロデュース」なる人がまとめ役として頭に立ったりしますが、この専門化集団をまとめるのは至難の業のようです。

このようなこともあります。
「専門」といいながらも、他分野の領域の仕事の分も行っている、ということです。
例えば、インテリアデザイナーがデザインしてゆく上で建築的に勝手が悪い(動線や壁の配置=プラン)ので、建築的な分野の作業も加味しつつインテリアデザインを仕上げてゆく。
しかしながら、コーディネーターの立場からすると「ここはこうしてほしかった・・・・・。」ということが結構あったりします。

こうして書きますと、「専門化同士のコミニュケーション不足」ではないかとも思われるのですが、ひとつの基準としてのコンセプトや設計・デザインの方向性の考え方があったとしましても、現状は各々が各々の分野にて勝手に解釈した上での「自分流」を通すにすぎないようです。
そして、専門化同士の打ち合わせがあったとしましても「自分流の解釈」によって判断しますから、他の専門化の意図や考えを”理解し受け入れようとする姿勢”は残念ながら皆無に近く、「三人寄れば文殊の知恵」とはならずに”妥協という名の暗黙”として納まってしまう。

これによって一番迷惑をこうむるのは誰でもなく、唯一”お施主様なりお客様”です。
(どこかの国の国会のようですね。)

住宅も含めました建築の在り方が、今大きな転換期を迎えているということは皆さんも感じていらっしゃることでしょう。
同時に、それを提案し形として表現する「作り手側」の在り方も大きな転換期を迎えている、ということになるのではないでしょうか。

では、いったいどういう在り方が今後の在り方なのか?

この講座を通して、皆さんと共に考えてみたいと思います。
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by sketchpers | 2009-06-22 08:50

医師と設計士・デザイナー

先日、ある工務店の社長とお打ち合わせの際、話の内容がひと通り終わった後で「色について」話始めてから”脱線した話”のことを、今日はお話しいたしましょう。

私も含めましてこうして「プロとして」建築の設計やデザインに携わっている以上、例えば「色について」の勉強(知識)はそこそこ持っていますね。

色の選択にしましても、「お施主様の好みや意見」を参考に、”デザイン的”にもそして”心理的”にも良しと思われる色を選択しお施主様に提案しているのが通常でしょう。
また、そのような内容のことを勉強や経験によって培ってもきました。

「色が人体に影響を与える」という話を聞いて、皆さんはどう思われますか?

人によってその影響は各々多少は違うのですが、”健康になってゆく色”や”癒される色”また逆に”健康をそこねる色”や“情緒が不安定になってゆく色”など、「医師と共同でそのことを研究している」という話を、その工務店の社長から伺いました。

今まで、ある意味漠然と(しかしそれなりに考えて)色の選択をしてきたような気が、私自身の場合はそう思いました。

医師の言っていることが全て正しいとは限りませんが、心理的(精神面)な面から始まり結果的には体に影響がでてくる、つまりは「病気になる」ことにつながることがある、といった研究がなされているようです。
「病は気から」とよく言いますが、外的な原因で病気になるケースもあれば”内的な原因で病気になる”ケースもあることは理解できますね。
いわゆる”ストレス”や”悩み”などといったことで、胃腸炎や自律神経失調症などに結果なっているといったことです。

そういった現象を少しでも軽減し、”予防医学(病気になる前に事前に予防する方法)”の見地から建築の在り方を考えていこう、という試みをしているようです。

これは、色のことばかりではなく様々な「建材」につても、材料的(成分的)にどういう影響を人体に与えているかも研究しているそうです。
また、風水の見地から「間取り(プラン)」を再確認してゆこうということも、同様に研究しているようです。

つまりは、「医師」といった人体に関わる専門家が建築の分野に関わってくることで、今まである意味漠然とした「設計理論やデザイン理論」にしっかりとした”裏付け”ができてくる、ということになってゆのでしょう。

その工務店の社長もおっしゃっておりましたが、「人体のことや心理学、科学的なことや化学的なことなど、様々な知識を総合的に活用しながら、”建築という表現体”に仕上げてお施主様にお渡しし、お施主様がいつまでも生き生きと(活き活きと)暮らしてゆける提案を常にできることが、本当の建築家であるんじゃないかなあ~。」ということに、私も全く同感・共感しました。

どうやらここにきまして、少しづつではありますが建築の在り方の概念そのものが崩壊に向い、新たな建築の在り方の概念の模索が始まっており、じわじわと波紋が広がってゆくように感じながら工務店の社長の話を聞いておりました。
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by sketchpers | 2009-06-19 07:39

今回は、「定規」の話

ここ最近の日記では、「ペンの選択」そして「使用する紙」についてお話しさせていただきました。
今日は、「定規」についてお話しいたしましょう。

私は、スケッチパースを描く時には「グリットシート」は使用いたしませんが、基準線やアングルによるモジュールの縦線及び各高さの線引きは「定規」を使用しています。

特に、「丁寧書き」をする時にはきちんと定規を使って微調整を入れながら、しっかりと下書きを描きます。

また、スピードも場合によっては定規が速い、ということもありますのでそうしています。

私が使用している定規は、勾配定規で20㎝タイプのものです。
A3のサイズの中にスケッチパースを描くには、ちょうどよい大きさです。
インテリアのスケッチパースを描く時は、これです。

外観のスケッチパースを描く時には、「VP」の設定が結構”長め”にとりますので、30㎝の直定規を使用しています。
短い定規ですと、VPから基準線に取ったポイントと結んで線が引けなくなることがあるからです。

定規も、基本的には「透明タイプ」のものにしています。
その理由としましては、定規で隠れた線も透明な定規ならば透けて見えるからです。
そうして、常に全体を見通しながら各線を引いていけるわけです。

後は、自分の手に馴染む大きさのものや重さのものを使用することをお薦めいたします。

このような「道具類」は、スケッチパースを描いてゆくうちに、徐々に自分にあっているもので描いてゆくようになってゆきます。
また、「道具いかんによってスケッチパースの質が変わる」こともあります。
高額なものを購入する必要はありませんが、やはり”プロ”ですからそこそこのよいものを購入され使用されるのがよいでしょう。

定規を使って線を引く感覚が手に染み付くことで、フリーハンドの線もその感覚で線がひけるようになります。

いろいろとお試しください。
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by sketchpers | 2009-06-15 08:46

こんなスケッチパースはいかがでしょう

前回のお話しは、「ペン」についての具体的な使用や選択の方法を書きました。
今日のお話しは、「紙」についてです。

この講座では、課題を提出していただくために、「原画を汚さないよう、仕上がりスケッチパースの”コピー”を送っていただく」というシステムをとっております。
ですから、仕上がりスケッチパースで使用する紙は、「コピー用紙」ということになります。

本講座各コースの第5回目講座では、「着彩について」の内容があり、着彩の画材は”マーカー”を使用するようになっていますため、その塗りやすさからもコピー用紙を選択しております。

この講座内容の描き方や着彩の仕方の内容で、充分お客様と打ち合わせができるものではあるのですが、少し「趣向をこらして」みたスケッチパースができないものか?と考えたことがありました。

それは、「紙の質・素材をいろいろ変えてみる」ということです。

例えば、和室のスケッチパースならば”和紙や和紙調のもの”に描く(またはコピーする)。
アクセントカラーや基調になる色の”カラーペーパー”に描く(またはコピーする)。
などといった、いわゆる設計・デザイン意図をより伝えやすくした狙いの”テクニック”です。

これは、スケッチパース自体のテクニックというよりは、「プレゼンテーションテクニック」のひとつになるでしょう。

具体的な話を詰めてゆくためのスケッチパースならば、ここまでのことは必要ありませんね。
ファーストプレゼンテーションには、とても有効なスケッチパースとなることでしょう。

紙の持つ「質感」や「素材感」そして「色」を駆使して、スケッチパースの表現世界を広げていってはいかがでしょうか?
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by sketchpers | 2009-06-09 12:47

スケッチパースにかかせない「ペン」の話

前回は、スケッチパースの線についてお話しをいたしました。
今回は、その線を引く道具「ペン」についてお話しいたしましょう。

この講座では、仕上げに「ペン」にてインキングする、ということになっております。
これは、ディテールの描き込み(”チリ”や”厚み”の表現)や素材感の表現を描き込むことによって、着彩はポイント程度で充分な描き方を講習しているためです。

つまりは、「線の強弱」や「線の太い・細い」などの表現で、設計・デザインの意図や意義を充分にお客様に伝えられるような描き方となっている、ということです。

そこで大切なのが、「ペン」という道具ですね。

ペンと一言で言っても、画材屋さんに足を運んでみてビックリですよね。
一般の使用のものから我々のようなプロが使うものまで、沢山の種類があって何を基準に選択したらよいのかわからなくなります。

私の場合は、長年スケッチパースを描いてきて自分の手に馴染むペンに巡り合ってからはズーッと同じペンを使用しております。
(ちなみに、「PILOT Vcorn 水性タイプ  0.4~0.5くらいの太さ」です。)

先ずは、色々なペンを試してみることが一番です。
少々お金はかかりますが、画材屋さんで試し書きをした中で「いけるかな?」と感じたものを幾本か購入し、それぞれのぺんで実際にスケッチパースを仕上げてみることです。

線の引き具合、伸び具合、ペン先の硬さ・柔らかさ、ペンを持って線を引いてみた感触、ペン自体の太さが自分の手に馴染むか、などなど自分自身が線を引いてみて気持ち良く引くことができるペンが一番適している、ということです。

この講座の教材では、ペンは「水性タイプ」のものですが人によっては「油性タイプ」のペンが手や感触に馴染む、といったケースもあります。
同じ太さであっても、線の”雰囲気”がどことなく違ったものがあるんですね。
一度、実際画材屋さんで試してみて比べてみてください。

スケッチパースを描くことに慣れてきますと、”ペンの太さ”にもこだわりたくなりますね。
講座内では、「0.4と0.1」の太さのペンにて講座を始めさせていただいております。
これも、やはり人によっては筆圧が高い方などは0.4のペンで引いた線でも0.5くらいの太めの線となっている、といったケースもあります。

これは、「いい・わるい」とか「上手い・下手」といったことではありません。

スケッチパースを描く枚数が増えてきますと、自ずと自分の”癖”みたいなものがわかってきます。
そこで、仕上げたスケッチパースを見て、自分がイメージしていたスケッチパースになっているかを客観的に観察してみてください。

「なんかボッテリとした感じになっているなあ。」ということであれば、ペンの太さを0.1細くしてみるといいでしょう。
また、その逆もありますね。”よわよわしい”と感じれば、ペンの太さを太くしてみる、ということです。

こうして、徐々に自分らしいスケッチパースに仕上げてゆきます(なってゆきます)。

諺にありますが、弘法大師空海さんは筆を選ばずとも見事な文字を書くことができたとか・・・・・。
勝手な私見ですが、おそらくはその筆なりの”特性”を見抜きそれを活かした書き方をしたのではないか?と思っています。(が、いかがなものか・・・・・。)

長年スケッチパースを描いてきて、ペンに助けられたということがあります。
たかが道具、されど道具。
道具いかんによっては、表現の”され方”が違ってきます。

画材屋さんに行きましたら、ゆっくりとペンを吟味してみてはいかがでしょうか。
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by sketchpers | 2009-06-05 09:01

スケッチパースの線について

今日は、「スケッチパースの線」についてお話いたしましょう。

「線」には、いろいろな種類がありますね。
直線、曲線、円ですね。
また、”定規を使った線”や”手書きの線”といったものもあります。
そして、「手書きの線」と言いましてはこれは”十人十色”、同じ太さのペンでも「筆圧」や「ペンの持ち方」や「利き手」、「スーっと引ける線」、「震える線」などなど、線には驚くほどの”魅力”があります。

この講座のスケッチパースにおけます線の描き方(引き方)には、「こうでなくてはいけない」というものはございません。
逆に、「線はその人の”成り”を現わしていますから、その人自身(個性)である」と講師陣はとらえております。

「スケッチパース集」の実例や研修生(受講生)の作品を見て、「こう描かなくてはいけないのかな?」と思う必要はありません。
「この方は、こういう風に描いているんだなあ~。」といった感じで、その方の個性を見ながらもご自身の個性の見直しにもなろうかと思います。

また、”きれいな線”を引かなくてはいけないのかな?と思っていらっしゃる受講生もいらっしゃることでしょう。
きれいな線を引くにこしたことはないでしょう。
しかし、”きれいな”とはどういうことをいうのでしょうか?
「丁寧さ」、「しっかりした」、「線に切れ目がない」、「はっきりとした」といったところが”きれいな”という意味合いではないか、と想像します。

そういたしますと、丁寧に描いてみるといいことなんです。
しっかりと、はっきりと描いてみるといいことなんです。
それでいいんですね、実は。

その人なりの丁寧さがあります。その人なりのしっかりさやはっきりさがあります。
それでいいんです。それが「個性」なのですから。

また、「震える線」にしても同様です。
私自身、スケッチパースを描いていて「震える線にならない時」や「震える線になってしまう時」や「わざと震える線を描く時」があります。
スケッチパースを描く枚数を重ねてゆくことで、自分の個性を知りまた”その時の調子”によって線を調節するテクニックを身に付けてゆけるようになります。

ご自身が引く線に自信を持ちましょう!!
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by sketchpers | 2009-06-03 10:31

「ススム日記」について…・・パートⅡ

前回の日記で、「過去のススム日記を改めて紐解いてみてください。」という内容を書きました。

私自身、改めて読み返してみまして思いますのは、「受講生のみなさんやこれからこの講座を受講しようと考えていらっしゃる方々の”本当に知りたいこと”に、きちんとお答えしているだろうか?」という疑問があります。

その都度、その時に応じた日記の内容にしているつもりではありますが、実際に手を動かし練習しながら講座をみている皆さんの「疑問・悩み・不満など」の解決に、どれほどの効果や役立ちになっているのか、この日記を書く度に実はドキドキしているのが現状です。

提出課題スケッチパースをご提出いただく際に、受講生の中には「このような感じでよいのでしょうか?」とか「この辺りの指導(添削)をお願いいたします」といった一言が付け加えられてお送りいただくケースがあります。
こういったやりとりが出てきますと、講師陣としましても「ホッ」とするところでありまして、”何か通じあえた”温かいものを憶えるものです。

そうした「受講生の方からの声」が出てきましたら、即この「ススム日記」に反映させ他の受講生の皆さんにも役立てていただこうと書いてきました。

(講座の中では”原則的には1講座に付き1回の質問”ということにはなっておりますが・・・・・)どのような些細なことでも気軽に問い合わせや質問を送っていただきたいと思っております。

常に、気軽に楽しくそして無理なく講座を受講できますよう、事務局側としてバックアップさせていただきたいと思っております。

宜しくお願いいたします。
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by sketchpers | 2009-06-01 10:18