手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

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スケッチパースを描く上での姿勢

この「手書きスケッチパース講座」は、”わかりやすさ”をある意味モットーにしたスケッチパースの描き方を皆さんにお渡しいたしております。
その”わかりやすさ”とは、設計者やデザイナーやコーディネーターが意図したものを、いかにしてお客様に「正確」に伝達できうるか、という観点でのわかりやすさをいいます。

そういった意味では、「制作者」サイドにとっての伝達技術としての”わかりやすさ”を重心においていたわけですね。

私は、最近「福祉(介護)」関係の学校に通っていまして、高齢者や障害者への介護(支援)を学んでおります。
そこには、介護を受ける側と介護を行う側の双方の「心理的側面」も学びます。
介護(支援)は、「介護をしてあげる」といった姿勢ではとうてい介護を受ける側との信頼関係は築くことはできません。
介護を受ける側にとって、介護を受ける側の立場にたって、介護を受ける側の意思を尊重した姿勢が、介護を行う側の大原則となっています。

このことを学んだ時に、ふと「スケッチパースも同じことがいえるのではなかろうか・・・?」と思いました。

「お客様が知りたい個所、空間、使い勝手を、お役様目線に立ってスケッチパースを描いてゆく」、このことに今更ながら実感として気付かされました。

制作者の意図を表現し、尚且つお客様目線に立ったスケッチパースを描くこと。
この双方が伴って初めて「コミニュケーションツール」としてのスケッチパースが成立するように思えます。

「そんなスケッチパースが描けるのかなあ?」ではなく、意識(気持ち)としてそういった姿勢でスケッチパースを描いてゆこう、といったことが先ずは大切だと思います。

これこそが、目に見えない(形になっていない)ものをイメージとして絵という2次元に表現する意義なのだろうと考えます。
そして、こういった訓練を通してスケッチパースを描いてゆきますと、その副産物として「お客様の要望は一体何なのか?何を本当は欲しているのか?」が汲み取って行けるようになってまいります。

スケッチパースを描いてゆく上でのもうひとつの姿勢・・・・・、大変重要な要素ですね。
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by sketchpers | 2009-09-06 12:36