手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

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不安を抱えながら・・・。

このHPの中に、「すまい作り・インテリア作り」というアイシーオープロジェクトの代表・渡辺が書いておりますブログがあります。

その中で、「寝室」について取り上げたブログ(6月26日付け記)があります。

内容は、主に”不眠”をひとつのテーマとして空間及びインテリアデザインの観点から解消できるアプローチの話となっています。

これは実に今後のインテリアデザインのみならず、プラニングを考えてゆく上で大変重要であり必須項目となりうるものになってゆくように感じます。
また、住宅のみならず働く環境としてのオフィスや公共の場や宿泊施設といった場所にも、”当然”として対処・配慮しなくてはいけなくなってゆくようです。

建築的には、法律によって決められている部分がありますが、しかしそれは一般健常者というものの見方に対して弱者としてのハンディをもつ方々に対応するもののみの範囲でしか現在はありません。

精神的・肉体的に表にはっきりと症状がでている方々にとっては当然ながらも、その一歩手前のいわゆる「自覚意識・自覚症状のない潜在患者」が沢山存在している、ということに対して最も気を配らなくてはいけない”のが作り手側の気構え”のように思います。

そういった意味合いでは、単なるデザイン・単なる間取り・単なる設計では到底対応できることではなく、様々な観点や様々な情報が設計・デザインを進めてゆく上で必要重要必須な知識(配慮)になると考えます。

高齢社会といえども子供は毎年生まれてはいる・・・。
荒れる経済によって、生活に対する不安は意識・無意識に拘わらずつのる・・・。
子供を育て終わったと思ったら、親の介護がやってくる・・・。
家族の時間や自分の時間がなかなかとれない・・・。
家族に世話をかけたくはないが淋しい思いはしたくない・・・。

様々な不安要素を実は潜在的に抱えながら、お客様は住宅を建てたいと注文している、ということを少し感じながら作り手として最大限できうることに対処してゆきたいものです。
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by sketchpers | 2010-06-28 16:17

”涼しさ”に感動

蒸し暑かったり豪雨が続いていたりなかなか平年の気温に上がってこなかったりと、全国各地それぞれに昨年以上の気候変動の日々となっていますね。
皆さん、お身体は大丈夫ですか?

私の住んでいる関東は、梅雨ではありますが気温も高く、毎日雨が降っているわけではなく反って晴れ間の方がもしかしたら多いかも?なんて思うくらいです。

晴れ間の日差しはすでに夏を感じますねえ。紫外線も幾分か昨年よりもきついように感じます。
そんな日に外出しますとすぐに汗が噴き出てきて、気分的にもジメジメ・ベトベトと嫌なものです。

自然と日陰の場所を選んで歩くのですが、先日改めて感動したことがありました。

日陰は確かに涼しさを得ることに変わりはないのですが、地面が「アスファルトやタイルなど」といったものと「土や芝生など」といったものとでは明らかに日陰の体感温度が違うことでした。

ご存じの通り、「アスファルトやタイルなど」といったものは”蓄熱(熱さ・冷たさを溜める)”となるので、例え日陰であろうとも地面からの輻射熱によって涼しさは軽減されてしまいますね。

建物による日陰でも、地面が「アスファルトやタイルなど」よりは「土や芝生など」の方が涼しいですよねえ。
さらに涼しいのは、「木陰(建物による日陰ではなく木々の影)」で地面が「土や芝生など」がとても涼しい!

先日、これを体感した時に改めて感動し自然への畏敬の念が湧きあがるとともに、”自然に”頭がさがる思いになりました。

”科学的”に見れば、木陰によって土や芝生の含有水分が守られ、また木々の水分を含んだ呼吸(光合成)によって空気中の湿度が保たれ、人体にとって「涼を得る」ことができる、といったことになるのかなあなどと考えてもみますが、しかしこの見方の方向(人体にとって自然から涼を得る)は実は間違っている(真逆)のではないか?と、先日の涼を楽しんだ後にふと思い直した気持ちになりました。

人知には及びつかない大自然の理(法則)にのっとり、地球環境は日々成長し流転していってる・・・・・、その中で私達人間も含めて生き物達は、命の営みを子孫という血脈の形によって生き続けていっている。
この「基本」であり「当たり前」がついつい忘れられがちになり、”人間にとっての自然”などといった強欲としての真逆の在り方になってしまう・・・・・。
そんなことを、改めて考えさせてもらいました。

”環境!環境!!”と声高に謡い、さまざまな商品を作ってはゴミとなり、それでも懲りずに「環境」を唱えて経済の枠組みに入れようとする。

高気密・高断熱の箱。太陽光発電やエコキュートといった省エネルギーを謳う付帯設備。喚起計算とともに温度をコントロールしてくれる機械。
こうしたもの達によって、人間にとって”完璧”と思われる作られた環境。

一方、初めから存在している自然の中に身を投じ、共生・共創をしながらも己れの立ち位置をわきまえる環境。

本当に”居心地が良い”というのはどういうことなのでしょうかねえ?
本当の”豊かさ”とはどういうことなのでしょうかねえ?

改めて考えさせられる、今日このごろの気象・人象・地象です。
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by sketchpers | 2010-06-22 18:48

サッカーとスケッチパース

サッカーのW杯、日本の初戦勝利で物凄く盛り上がっていますね。

私は、サッカーにしても野球にしてもまた様々なスポーツは普段はテレビなどでは見ないんですが、オリンピックやプロ野球の日本シリーズや甲子園やゴルフやテニスの4大トーナメントそしてサッカーのW杯はよく観るんです。

真剣に無心にその競技に立ち向かっている姿と、「勝負を越えたスポーツとしての楽しみ」のようなものを観るのがとても心地よく大好きなんです。
ですから、どこを応援しているといったものはなく、ゲームそのものを観て楽しんでいるといったものですねえ。

さて、サッカーW杯で貴重な「1点」をゴールした本田選手のコメントに、ある意味「ハタラキの在り方」といったものを感慨深く感じさせてもらい、手書きスケッチパースのポジショニングをあらためて確認させてもらったように思いました。

そのコメントとは、ゴールを決めたことへの記者からの質問に「自分はストライカーではない。」とコメントしたんですねえ。

本田選手は、”ビッグマウス”的な印象を持たれて本来の彼自身の姿がなかなか正しく見てもらえないといったところがあるらしいのですが、この一言のコメントが彼自身の本質を現わしているのではないでしょうか。

ご存じの通り彼のポジションは「MF」であり、「FW」といったゴールを決めにゆくポジションではありません。(作戦的には、全体のポジションの中盤に位置しながらもゴールにもってゆける縦横無尽な動きを、岡田監督は彼に期待し起用したわけなのでしょうが・・・)

「ゲームへの作戦だ。」と一言では片付けられないものを、私は本田選手のコメントに感じました。
それは、「意識改革と役割そしてハタラキ」です。

先日のカメルーン戦。
試合が始まる前に国歌が流れ、ピッチにいる選手達はもちろんベンチの選手・監督・コーチ皆が肩を組み斉唱していました。
そのシーンを観て「あっ、日本が勝つな・・・。」、私はそう思いました。

ピッチにいようがベンチにいようが選手は選手。
そして、それぞれに個性をもった23名が集まり、各々がお互いを尊重している。
その中で、自分に求められていること・自分のできることを冷静に受け止め、それをチームというまとまりの中でどう自分を機能させてゆくのかを考えている。
”点”同士の動き・集まりではなく、”点から線へ、そして面へ”と先ずは意識の次元を上げている。

今までのW杯日本代表のチームがやろうと努力してなかなか到達できなかったことが、やっと先人達の道のりを継いでこういった「意識改革」ができたのではないかと、私の勝手な見方をしました。

この「意識改革」があって初めて、はっきりと”自分と他の選手を観る”ことができ、自分の役割・他の選手の役割が観えてきて、信頼と尊重が生まれ「チームとしての和」が初めて完成したように感じます。

その経緯を、本田選手が代表でコメントしたのが「自分はストライカーではない。」の一言になったのではないかと思います。

私も含めモノ作りに携わる者にとって、シビアに受け止め”写し鏡”として自分自身を観変えるいい機会のように感じました。
モノ作りに携わる者にとっての「意識改革」とは、一体どういうことなのでしょうか・・・。
その答えは、一人一人”言い回し”は違うでしょうが、本質のところでは”同士”としての答えがあるように感じます。

”新生ジャパン”の次の試合・オランダ戦が楽しみです。
何を観せてくれるのでしょうかねえ。
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by sketchpers | 2010-06-16 12:32

セミナー・大阪会場を終えて

6月10日は、株式会社ナックさん主催の「手書きスケッチパースセミナー」が大阪でありました。

株式会社ナックさん主催のこのセミナーは、今回で3回目となり延べ100名以上の方々がご参加いただき「慣れて、真似て、盗んで」いかれました。

今回の大阪会場にご参加いただきました方々のひとつの特徴は、「あれっ?皆さん結構描けているご経験あり」といったところでしょうか。

このセミナーは、「プロのための手書きスケッチパース通信講座(WEB版)」の講座が主体となっておりまして、その第1回目及び第2回目の約半分までがセミナーの講座内容となっております。
まあ、初級編というよりも”基礎編”といったところの内容です。

そういった意味あいでは、今回の大阪会場の方々にとりましては少し物足りないとお感じになられた方がいらっしゃったのではなかろうか?と思っております。

しかしながら毎回のことではありますが、皆さんちゃんと描けるようになってお帰りになられるんですねえ。
本当にすばらしいことだといつも思っております。

またセミナーの最後の方では、テキストとして描き上げた2点透視法によるリビングに”自分なりの提案を盛り込んで仕上げる”ということをしておりますが、この時が一番皆さん活き活きされていて、見ている私の方も様々なご提案がありそしてそれを的確に皆さんが表現されていっていることに、ホント驚かされております。

「やはり、決してパースを描くこと、そして伝えたい意図を表現することは、難しいことではない。」と、一心不乱になって手書きスケッチパースを描いていらっしゃる皆さんを見ていて、結局はいつも私が皆さんから自信をいただいているところです。

この「手書きスケッチパース講座」が特別優れているわけではなく、私の講義がまた優れているわけでもありません。わたし自身、そう思っております。

「今までのものの見方・考え方を転換すること」をベースに「描き方の基礎」をしっかり把握できれば、それぞれの描き手の感性(個性)に乗っ取って手書きスケッチパースは描けるんだ、と確信させていただいています。

”難しいことは何もありません”、こう胸を張って申し上げたい。
(逆に、難しくしている方がおかしいと思っていただきたいです)

株式会社ナックさんのセミナーや、通信講座(WEB版)や、「OPEN COLLEGE」で様々な方々とお目にかかれることを楽しみにしております。
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by sketchpers | 2010-06-14 10:14

「ぬり絵(着彩)」について

最近、テレビのコマーシャルでおもしろいものを見ました。
ニンテンドウ・DSのソフトで「絵心教室(こんな名前だったと思いますが・・・)」というものです。
皆さんの中にも、ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

一昨年頃から、「ぬり絵」の本がブームとなり一時期は書店のひとつのコーナーになっていたほどの人気でした。
「何だか無心になって色塗りができ、ストレス解消にもなり、完成した絵を見て自分自身への驚きと達成感を得られる」といったことが、人気のひみつだと聞いたことがあります。

そんな中で出てきました。まあやはりという感じがいたしますが、まさにニンテンドウさんはDSのソフトとしては最適なものをみつけたなあ、という感想を、コマーシャルを見てそう思いました。

「タッチペンでぬり絵」。
色鉛筆のあの”柔らかい感触”での塗り方はありませんが、それでも充分楽しめるゲームソフト(?)となっているようです。

話は変わりますが、インれリアコーディネーターの資格試験の中に、「パース」を描く内容のものがあり、一部では「パースの出来栄えが合否の判定を結構左右しているらしい」といったことを耳にしたことがあります。

インテリアコーディネーターとしての知識や技術を”形として表現”できるのは、「図面やパース」になることは周知のところですね。
ましてや、”機能性やデザイン”といったところを「相手に伝える手段」としては、「パース」が一番手っ取り早く効果的であることも同様ですね。

私が思いますに、知識は勉強すればそれなりにキチンと点数は取れる。
図面は、「納まり図」までは要求されていないので、ある意味常識的な書き方が出来れば良い。
となりますと、問われるのは「意図したものの表現力(伝達能力)」で差がつくのではないだろうか・・・、そう考えます。

試験という限られた時間の中で、有効にパースを仕上げるには「スケッチパースの技術」が必要なのではないか?と思うのです(一般論としての話であって、この講座の強制宣伝ではないので誤解のないように・・・)。

起こした線画のパースに最終的に色を付けて仕上げるらしいのですが、コーディネートされた小物までキチンと色塗りをした方が良いようですね。

この「プロのための手書きスケッチパース講座」では、着彩はマーカーで行い、”ポイント着彩(植栽・陰影・ガラス素材・アクセント部分のみの着彩)”としています。
そういった意味では、インテリアコーディネーターの資格試験対策としましては「色塗り」の点では物足りません。

そこで、フォローとしましてお話いたしましたのが「書籍でのぬり絵本」であったり「ニンテンドウ・DSソフトの絵心教室」でした。
遊び感覚で、色塗りの基本が学べる形となっています。
ベースの塗り方、陰影の作り方、重ね塗り、ポイントの塗り方など結構しっかりした”教材”だと思います。

一度手にとってご覧になってみてください。
(活かせるものは何でも活かしましょう!)
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by sketchpers | 2010-06-09 10:33