手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

sketchpers.exblog.jp
ブログトップ

<   2010年 12月 ( 1 )   > この月の画像一覧

2つの表札

今日は、クリスマスイブですね。
聖夜の宵、どのようにお過ごしですか?

さてこの「ススム日記」、随分とお休みしてしまい申し訳ございませんでした。
なかなか書く”ネタ”が見つからず、ついつい時ばかりが過ぎてしまった・・・って感じでした。

先日、久しぶりに「ポスティング(チラシ配り)」のアルバイトをしました。

見なれた街並みでも、季節が変われば雰囲気もガラッと変わるもので、今年一年を振り返りながら一軒一軒チラシをポストに入れていました。

ある時に、ふと気付いたことがありました。
それは、「リフォームや増築なしの2世帯住宅」が少しばかり出てきはじめているという事でした。

何故気付いたかといいますと、表札は2戸分出ているのですが、よくよく家自体を見てみますとリフォームやましてや増築や新築した様子がうかがえないからです。
(以前もチラシを入れていたので、何となく記憶として覚えていたのです。)

「ん~、さすがにここまで来たか・・・。」、これが先ず最初の感想でした。

一時期は、2世帯住宅を建てるにあたり、資金的に親のバックアップも多少受けながら、敷地から探して建物を新築するといった時期から、親の住居の敷地内に子世帯の住居を新築もしくは増築するといった時期がつい最近までありました。

しかし、そういった傾向もあっという間に変化し、今では「あるものの範囲を有効活用して、工夫して親子共同生活をする」といった住まい方が出始めています。

皆さんももうおわかりの通りだと思います。

親も、この先の自身の生活自態どうなってゆくのかといった不安があります。
健康であっても老化はしてゆくわけで、ましてや病気を患ってはどのように生きてゆくことができるのか・・・、それはそれは心配でしょう。
また、「子には迷惑はかけられない。」という親心は世の常ですね。
頼りは、ある意味に於いて「行政(福祉)」にならざるをえない、と考えていらっしゃる親御さんも多いことでしょう。

一方、子は子でこの先も安定した収入があって生活ができる時代であるとは到底思えない、という方が一般的な見解でしょう。

様々な”社会不安”が渦巻くように湧き出てきています。
その度に、私達はどう対処したら良いのかわけがわからなくなってしまいます。

何故なら、今までのような「社会的ショック(例えば、オイルショックやインフレやデフレなど)」ではない、ということなんだと思います。
つまり”ショック”は、過去のような”単発”なものではなく、中途半端に解決した単発ショックが山積し「複雑に絡み合ったフラクタル現象」というモンスターとなってしまったゆえに答えが見つけにくくなり、目先のカンフル剤的対処ではさらに問題を悪化させてしまい、絡まった紐がさらにきつく複雑に締まってしまう現象を招いているようです。

不安は、さらなる不安を招くものです。

ですから、人々はその不安から少しでも対応できるように「共同化」してゆくのではないだろうか、と思うのです。

人は、一人の持つ能力には限界があると思っています。
しかし、一人よりも二人、二人よりも三人・四人と集まれば不安も安らぎ、やる気と希望が出てくるものです。

この「超不安連鎖社会」で生きてゆくには、意識するしないに関わらず本能的に危機に対処する手段としての「共同化・共有化・共存化」が目覚めるのではないでしょうか。

そのひとつの現象として、「リフォームや増築なしの2世帯住宅」が現れ始めた、と考えても過言ではないのではないかと思うのです。

バラバラに個人個人が好き勝手に自由の名の下、蝶よ花よの時代を築き生きてきた・・・・・、そんな長い時代に終止符を打つべく、ある意味「成るようにして成った様々な因縁」を清算するといった時期に来ているように感じます。

今、バラバラになっていたもの達がすこしづつ集まりはじめ、失っていた社会秩序のひとつひとつを取り戻そうとする動きの芽生えが始まっているのかもしれません。

上記のような2世帯住宅の門扉に並んで付いている2つの表札を見ていますと、希望の春を信じてじっとこの厳冬に耐えている”家族達”という姿が浮かんできます(全く、私の勝手な妄想ですが・・・)。
そして、「この温もりがいいんだよなあ~。」と、思わず微笑んでしまいます。

今の時代、このようになってしまったのは誰のせいでもないと私は思います。
逆を言えば、自分も今の時代を引き起こした張本人の一人だとも言えるのだ、と思っています。

だからこそ、なんですね。

だからこそ、手に手を取って皆でこの「大峠げ」を越えていこう!
そう思うんですね。

峠げの向こうには一体何があるのかはわかりませんが、次代の子供達に笑われることのないようにその責務は果たしていきたい、そう思っています。

皆さん、メリークリスマス。。。。。。
[PR]
by sketchpers | 2010-12-24 22:23