手描きスケッチパース講師の「ススム日記」

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第1回目講座のねらいをご紹介

さて、スタートして早一週間が経ちました。
皆さん、いかがでしょうか?

ちょっと耳より情報として、「ハナコさんの日記」をご紹介いたします。
ハナコさんはこのスケッチパース講座をこの十月よりスタートされ、日々の奮闘や
悩み・疑問など率直に綴っているブログであります。

スケッチパース講座の扉のページに、「研修生の声」の欄がありその
中に「ハナコさんの日記」のブログへと入る事ができるようになって
います。

ハナコさんの思う不明な点や疑問点など、私が「Comments」のところで
お答えしています。クリックしてみていただくと、皆さんにとっても参考に
なるのではないかと思います。
是非、ご覧になってください。

さて、第1回目の講座についてそのねらいをお話いたします。

パースを描いた経験のあるなしには関係なく、また外観コース・インテ
リアコースにも関係なく、第1回目は様々な立体を様々な角度から
自由に描ける(頭に描ける)ことを目標にしています。

その基本中の基本が”発砲スチロールの立方体”です。
これは、正方形が6個で構成された「正6面体」です。
実際にスケッチとして描けるのは、2面ないしは3面ですね。
その2面ないしは3面が「きちんと正方形に見えて立方体にみえるか?」
それを判断するのは、当の本人であり自分の感覚で微調整しながら
”線を決めていく”わけです。

気付かれた方もいらっしゃると思いますが、そうなんです。
「デッサン」の訓練をしているのです。
立方体が立方体として見えるように、球が球として見えるように、円柱が
円柱として見えるように何回も反復練習し、体(手)に覚えさせてゆきます。

すると、頭で立体がきちんとイメージできるようになります。

複雑な形状も、単純な立体に分解してみると以外にも”複雑ではない”
ことがわかり、きちんとスケッチパース化できます。
この事は、第2回目から始まります実際の描き方の講座の話となりますが、
いずれにしましても、この立体感覚をしっかりマスターしていただくと
「外観のボリュームの表現」や「インテリアの空間の表現」の仕方が
よく理解でき頭ですぐにイメージでき手で表現する(スケッチパース化)
ことができるようになります。

立体感覚をマスターすること、そのための発砲スチロール立方体が教材と
して皆さんのお手元にあります。
あらゆる角度から眺めてみてください。
そして、3次元を体感してください。

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これが、第1回目の講座のねらいです。

あらためて皆さん、取り組んでみてください。
期待しています!!!
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# by sketchpers | 2008-10-15 16:12

皆さん!始まりましたね!!

いよいよ、待ちに待ったスケッチパース講座が始まりました。

第1回目の内容は、外観コース・インテリアコース共通の内容になっています。

「それは何故か?」

我々が普段生活し見慣れている空間は、3次元の世界(立体)ですね。
一方、スケッチパースは2次元の世界(平面)です。
つまりこの講座は、”3次元を2次元に表現(変換)”するという事なんです。
言い換えれば、「平面に立体を表現する」という事ですね。

「ん~、やっぱり難しいのかなあ・・・?」と思っていらっしゃる方に一言。
”今、3次元の世界にいて目で見ている景色はどういう風に映っていますか?”

実は、私達の目はいつだって”2次元(平面)”として映っているわけで、
私達が立体(3次元)だと認識できているのは、「目に映っていない裏側を感覚または経験
・体験として意識的に認識している」からなのです。

具体的に言えば、「直方体を見ると、(本当は6面ある平面の構成なのに)2面または3面の
姿を見て、”ああ、直方体だ”と認識している」という事なんです。
では、何故そう認識できるのか・・・?
それは、経験・体験にもとづいて”目に見えていない”面を想像で補って、自分の中で
立体化しているので、”ああ、直方体だ”とわかるし、伝わるのです。

子供の絵は、平面的ですね。しかし、年齢(経験・体験)を重ねてゆくと、陰影や遠近や空気感
などがでてきます。
これは、行動範囲が広がることで世界感を立体として捉えているという事なんです。
このことは、実は大変重要なことなのです。
つまりは、「誰でもが経験・体験している事が大切」だということは、いいかえれば
「誰にでも3次元を2次元に表現できるもの」である、ということを言っているのです。

それを具体的に訓練し、「なるほど3次元という立体は、実際目に見えていない面を
意識しながら2次元化(スケッチパース化)させるんだなあ」と、ご理解いただくのが、
第1回目の講習の目的なんです。

この第1回目の立体の描き方をしっかりマスターいたしますと、スケッチパース講座の
半分は終了したものと同じです。
外観の描き方やリビング・ダイニングの描き方などは、まさに「描き方というテクニック」
の話です。
しかしそれは、「立体が描ける(立体感覚がある)」ことが前提になります。
だからこその「第1回目」なのです。


以上の事をご理解いただき、講座にのぞんでみてください。
また、日常目に映る景色に対して、その裏側を意識する癖(訓練)も同時に
行ってみてください。
(風薬のようにすぐ効果が出るものではありませんが、確実に”実力”としてご自身に
そなわってゆくものです。)

これから、皆さんとともに楽しんで進んでいきましょう!!!
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# by sketchpers | 2008-10-07 11:38

「絵」は世界共通語

このような興味深い話があります。

「ある日本人が、見知らぬ土地に行った時にその土地の言葉を知ろうとある事を始めました。
海岸の砂浜でその日本人はひとり、小枝を手に取って何かを描き始めるのです。
まわりの大人達は、変な人間が何をしているのだろうといぶかしがりますが、子供達は
見知らぬ人が何かおもしろい事をしているという事で話しかけてくるのです。
”それ、なあに?”と。言葉がわからないその日本人は、色々な子が土地の言葉で”それ、
なあに?”と同じ言葉を繰り返しているので、「それ、なあに?と言っているんだな」とその
日本人は気付きその言葉を覚えるのです。

子供達の質問には何も答えず、その日本人は次に具体的なある”絵(たとえば花とか山など)”
を砂浜に描き始めるのです。
すると子供達はその土地の言葉で、「花だ!」「山だ!」とおもしろがって言います。
すると次にその日本人は、また別の絵を描いて、今度は「それ、なあに?」と子供達に
覚えたばかりの土地の言葉で聞きました。すると、子供達は「〇〇だ」と答え、会話が成立し
その日本人は次々と絵を描いていきながら、その土地の言葉を覚えてゆくのだそうです。」

皆さん、これを読んでどうお感じになられましたか?

この話は事実・実話なんです。

私は、ここにスケッチパースの持つある”真髄”のひとつを見つけました。
「絵」の持つ力やコミニュケーション能力、奥の深い”表現”のひとつといえるでしょう。

日本人をスケッチパースの描き手に、子供達をお施主様に置き換えてみますと
とてもわかりやすい話になります。
「この絵は何ですか?」「リビングのデザインスケッチです。」「このあたりは、どうなっていますか?」「ここは、とても重要な壁面ですのでこのスケッチのようにタイル貼りとしました。」「なるほど、こうなるのですね。うんうん。」・・・・・。

コミニュケーションの始まりは言葉かもしれませんが、最も初めにありきは「興味をそそるか?」
という事なのか、と思います。
そのための”スケッチパース”です。

「絵」は、世界共通語なんです。
上手い・下手ではなく、「伝わるか・伝わらないか」なのです。

さあ、ペンを手に取って一本の線を引いてみましょう。
世界共通語の始まりです。
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# by sketchpers | 2008-10-02 17:16